gakushu - 1812、米国ホワイトハウス焼き討ち
1812、米国ホワイトハウス焼き討ち
- 2016-1-6 20:12
(TV東京20180707)
サン=シモン伯爵(1760 - 1825)
フランスの社会主義思想家。
テクノクラシー(科学主義的専制支配)の父。
サン=シモンの教義の核心は、
富の生産を促進することが社会の重要な任務。
「50人の物理学者・科学者・技師・勤労者・船主・
商人・職工の不慮の死は取り返しがつかないが、
50人の王子・廷臣・大臣・高位の僧侶の空位は
容易に満たすことができる」
と発言し1819に告訴されている。
晩年は貧困に苦しみ、1823年に自殺を企てている。
サン=シモンの場合、資本家と労働者は等しく産業階級であり、
その対立は問題とされない。1810年代イギリスの労働者の反乱
であるラッダイト運動に着目はしているが、「資本の所有者は
その精神的優越によって、無産者に対して権力を獲得した」
との見解を持ち続けた。労働者は自ら自由を獲得すべき存在では
なく、使用者によって保護されるべき存在なのである。
サン=シモンはレッシングの『人類の教育』に感化され、
1819以降はキリスト教の道徳を産業社会に適用する方策を
夢想した。すなわち、新しいキリスト教は礼拝や形式から
脱却して、人間は互いに兄弟として行動し、富者は貧者を
救済すべきである、とする人道主義へと傾いた。 (wiki)