gakushu - 1833、大飢饉で食糧不足になった日本
1833、大飢饉で食糧不足になった日本
- 2016-1-6 20:20
(NHK20141107)
仙台・伊達藩の一門、
2万3千石の涌谷城主・伊達安芸の家臣、
花井安列による日記には1833-1847まで、
毎日の天候記事が書かれている。
天保7(1836)年はコメが
平年のわずか10%しか収穫できなかった。
花井安列の「天候日記」に注目すべき記述があった。
1835/04/04に、 「此節毎朝、日出赤く」と。
その前後の天候状況から、この朝焼けは
普段見られるようなものではないと判断できる。
火山噴火の資料によれば、その2ヶ月前の
1月20日に中米ニカラグアの コセグイナ火山が噴火している。
花井安列はこの噴火の事実を知らなかったはずだが、
噴煙でできた 連日の朝焼けを異常と感じて
記録に残したことは驚きである。