gakushu - 1672、第3次英蘭戦争と感情論
1672、第3次英蘭戦争と感情論
- 2019-5-20 5:03
(NHK20181207)
ドーバーの密約(1670):
イングランド議会(プロテスタント)と対立していた
国王チャールズ2世(カトリック)が、
独断でフランスから資金援助を受ける代わりに、
イングランドがフランス側で参戦する事を約束した。
この密約に則ってオランダ侵略戦争及び、
第3次英蘭戦争が開始された。
◆◆◆ 条約の主な内容 ◆◆◆
チャールズ2世とルイ14世の友好締結。
イングランド王のカトリックへの改宗の約束。
フランスがイングランドに資金及び兵士を援助する。
アーヘンの和約の遵守。
対オランダ戦争での英仏共闘。
対オランダ開戦決定はルイ14世が決める。
英国王と仏国王による秘密協定であったため、間もなく
この密約が発覚すると、イングランド国内は
反カトリックの機運が高まり、
続く国王の信仰自由宣言は国内を
混乱に陥らせる事となった(wiki)。
1670、ドーバーの密約
1672、王の改宗の障害を除くため、「信仰自由宣言」して罰則規定を廃案。
1677、チャールズ2世の弟の娘メアリ(未だプロテスタントのまま)が
オランダ総督家と結婚し、密約破綻。
1688、
メアリに王子が産まれ、今後もカトリック推進政策が見込まれたので、
英国議会はプロテスタントのメアリ招聘を決定、名誉革命。
王の権限は制限され(カトリック禁止)、
「権利の章典」により、議会政治が始まる。
2013、英国王位継承法が改定され、王妃ならばカトリックも可能に。