gakushu - 中高_歴史_紀元前カテゴリのエントリ
(NHK20150524)
(NHK20150524)
約1万4400年前のパンの跡が見つかったというのは、
ヨルダンの「Shubayqa 1」という名の土地。
2018年7月16日に米国科学アカデミー紀要で掲載された研究論文によると、
農業が行われるようになったと考えられている時点よりも4000年も前、
今から約1万4400年前にはすでにパンが存在したことが明らかになった。
これまで歴史家や考古学者たちは、
約1万年前に農業が行われるようになってから、
収穫した小麦を細かく粉砕してパンが作られるように
なったと考えていました。
Otaegui氏ら研究チームは暖炉の堆積物を調査、
トースターの底にたまったパン粉のように見えたとのこと。
堆積物の放射性炭素年代測定は1万4400年前。
パンの識別に関する主な基準はその多孔質の質感にあります。
おかゆのような食べ物であれば穀粒は残りますが、
発見された堆積物にはそのようなものが見えなかった。
(NHK20150914)
(NHK20170226)
(NHK20170305)
詳細→YouTube: セカイスポーツ
2001年、骨董品市場に突然、大量の考古学的遺物が売られはじめた。
独特な宝石や、武器、精巧な作りの陶器、酒器、ゲームボードなど、
いずれも芸術性が非常に高く、カーネリアン(紅玉髄)と
ラピスラズリの見事な象眼細工が施されていた。
謎の工芸品に関するデータは競売会社からはほとんど提供されず、
しばしば「中央アジアで出土」とだけ説明されていた。当初は
プロの作った偽造品と思われていたが、その後も出品は続き、
学者たちは、自分たちが知らない遺跡から出土した本物の遺物
ではないかと考えるようになった。
2002年、イラン警察がその謎を解いた。
数人の密売人を逮捕し、大量の工芸品を押収したのだ。その大半が、
イラン南東部のジーロフトという地方都市から40kmほど南のハリル川
渓谷で盗掘された遺物だった。盗掘のきっかけは2001年初めの洪水だった。
ハリル川が氾濫して周辺の土地が浸食されたことで、古代の共同墓地の遺跡
が露出したのだ。地元の人々や盗掘者たちは遺物の価値をいち早く見抜き、
収集と販売にのり出したというわけである。