gakushu - 中高_歴史_1930カテゴリのエントリ
(NHK20150314)
(NHK20140919)
(NHK20141019)
(NHK20150609)
(NHK20160105)
1934年7月、当時の敵国であった中華民国の指導者
である蒋介石が「廬山軍官訓練団演説」で
「第二次大戦はいまや1937年までに起る可能性
あるほど切迫して来た。(中略)その大戦において
日本陸軍はソ連を敵とし、日本海軍は米国を敵
とするが故に、結局日本は敗戦すべく、
その際が満洲・華北の失地を回復し
中国の統一を完整する機会である。
(中略)もしこれに先だって日本との
単独戦争に入ることとなるならば、
長期戦に訴えてその間の国際情勢の変化を待つ」
意外なことに、日本切腹の展開の引き金
となった日中戦争は、国民党軍の犠牲と疲弊を招く
「肉を切らせて骨を断つ」戦略であるゆえに、
蒋介石自身が強く望んだことではなかった。
日中戦争を背後から煽ったスターリン指揮下
の国際共産主義運動の指導組織コミンテルン、
その命令で動いた中国共産党が
日本の敗戦後に漁夫の利を得ている。
蒋介石の国民党政権は1949年に敗北し、
土地改革で農民(特に貧農)の支持を得た
中国共産党が大陸部に新中国王朝を樹立したからだ。
(JBpress 2020.07.27)