gakushu - 中高_歴史_1500カテゴリのエントリ
(TV朝日20150222)
(日テレ20150308)
1492、クリストファー・コロンブスがドミニカに到着、
マグア、マグアナなどの領地をグアカナガリクス、
グアリオネクス族などで首長統治されていた。
1514、「カリブの先住民は樹木ユソウボク(Guaiacum)で梅毒を治療している」と
スペインで紹介されヨーロッパの王族で入手競走となり、
最終的にカルロス1世が独占した。彼は即位すると
ハプスブルク家の御用商人だったフッガー家に
ユソウボクの交易を委ねた。
1519、ユソウボクにより梅毒から回復したと報告されると、
ユソウボクはヨーロッパで水銀とともに梅毒の治療薬として使われ、
フッガー家は巨万の富を築いた。
1524、パラケルススがザルツブルクにて農民鉱夫連合軍の蜂起を扇動。
1529、パラケルスス(医科学の祖、アヘン鎮痛の祖。「錬金術は金ではなく賢者の石のために」)
が梅毒への効果を否定し、次第に忘れ去られた。
ユソウボク(Guaiacum)由来の化学組成はグアィヤコールとして応用され、
酸化防止剤、医薬品、バニリン人工生成など広く応用されている。
ハフスブルクの フッガー家:イタリアのメディチ家としばしば比較される。
1代目、農家。
2代目、1367、北イタリアとの交易で栄えたアウクスブルク
に出てきて、ベネチアからの原料を輸入する商売を始めた。
ここで学んだ複式簿記が、フッガー家の繁栄の一因となった。
1452、3代目ヤーコプが商会設立、
1485、銀の先買権を手に入れ莫大な利益を獲得
1490、チロル地方の銀山領主が神聖ローマ皇帝になった。
1494、家族同盟により「兄弟での資産分割の禁止」を規定。
1511、4代目ヤーコプが神聖ローマ帝国の貴族に。
1517、ブランデンブルク公が免罪符販売。フッガー家への借金返済の為。
1521、5年かけて建設をすすめてた貧困者救済住宅「フッガーライ」完成@アウクスブルク
フッガーライ:
1519、カルロス1世の選挙資金援助。フランス王を抑えて皇帝。
カルロス支配領の地代収入から選挙資金を回収。
1560、新大陸の銀流入と、スペイン王室の借金踏倒しで
経営悪化。5代目アントーン死去。その後は内紛。
1803、子孫が帝国諸侯に叙せられ、バーベンハウゼン侯国が成立
1806、バイエルン王国へ併合された。
(TV朝日20150104)
(TBS20150614)
(NHK20160607)